個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)では、自分で運用の内容を指示します。どれにしようかな、と選ぶのはとても楽しい作業ですが、何も指針がない状態で指示を出そうと思っても、思い付きになってしまうかもしれません。

しかし、イデコから資金を引き出せるようになるのは、60歳以降になってからです。長期戦です。

老後の生活を支える年金ですから、合理的な考えを採用したいです。そこで、個人型確定拠出年金での投資信託の選び方を考えます。

イデコで、年金資産をいくら作りたいか

投資信託を決めるにあたり、年金でいくら欲しいかを考える必要があります。その結果、掛け金の額と期待する年金額の差が大きい場合は、リスクは高いけれど期待利益も大きい投資信託を中心に買います。

逆に、掛け金の額と期待する年金額の差が小さい場合は、債券を中心とした投資信託や、元本確保型の投資信託が中心になります。

目標額に比べて・・・
・掛け金総額が少ない場合:積極的に利益を狙う投資信託中心
・掛け金総額が多い場合:元本確保型の投資信託が多くなる

投資信託の選択例

例えば、イデコに、掛け金を毎月1万円支払うとします。30年間支払うとすると、掛け金総額は360万円です。

そして、年金として400万円台前半を期待するとします。この場合、株式中心の投資信託を多く買うのは、不適切でしょう。と言いますのは、掛け金に対して、10%~20%の利益を期待しています。よって、リスクを取って攻める必要性が薄いです。

リスクが相対的に小さい債券型で、確実重視で運用しても、目標を達成できそうです。

一方、掛け金総額よりも、とても大きな年金額を期待したいとしましょう。この場合、株式を中心とする投資信託の割合が大きくなるでしょう。債券型や元本確保型の投資信託では、目標を達成できないからです。

ただし、大きく利益を狙う分、損失になる可能性もあります。ここが難しいところです。

掛け金の額と欲しい年金額を考え、それを実現できる投資信託を考えます。その結果、欲しい年金額そのものを修正することもあるでしょう。こうして、最も望ましい水準を考えます。

大まかなプランを考えたら、次に、実際に投資信託を選びます。

個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)の投資信託の特徴

当サイトでは、SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)を紹介しています。SBI証券で投資可能な投資信託には、どのような特徴があるでしょうか。

特徴1:投資分野が広い

iDeCo(イデコ)は、国内外の株式・債券・不動産や、コモディティ(商品)など、投資信託の投資対象が幅広いのが特徴です。商品を幅広くそろえることで、あらゆる顧客の要望に応えられるように工夫しています。

特徴2:投資信託の数そのものは少ない

また、iDeCo(イデコ)の投資分野は幅広いですが、実際に選択できる投資信託の数は2ケタです。何百も何千もありません。これは、あまりに数多く揃えても選択に困る、という実質的な理由があるのかもしれません。

選択肢としては、インデックス型(成績が特定の指標に連動するように設計されている)とアクティブ型(特定の指標よりも成績が良くなるように積極運用)の両方があります。

特徴3:信託報酬が安い

信託報酬とはすなわち、手数料のことです。1年に一回、投資額に対して××%という感じで信託報酬を支払うのですが、この数字が小さくなっています。1%未満が多くなっています。

iDeCo(イデコ)の性質として、老後に備えたものであることが考慮されているのかもしれません。また、サービスを提供する側としても、ひとたび選んでくれたら長いお付き合いになると分かっていますので、手数料を抑えようという意識が働くのかもしれません。

その他:元本確保型もあり

投資信託ではなく、定期預金を選択することもできます。どの投資信託を選べば良いのか分からない場合や、今は定期預金の方が有利だと判断する場合などに、とりあえず定期にしておくこともできます。もちろん、長期的に定期預金で運用することも可能です。

運用実績が長い投資信託を選ぶ

なお、個別の投資信託を選ぶ場合は、できるだけ運用実績が長いものを選びたいです。と言いますのは、投資信託の目論見書には、どんな投資先に投資して、どのようなリターンを目指して…と情報が書いてありますが、実際にそのリターンを得られるかどうか分かりません。

その一方、運用開始から10年を超えるような投資信託ならば、実績を見れば分かります。「これからどうしたいか」を確認するよりも、「今までどうだったか」を確認する方が、信ぴょう性が高いです。

過去の実績は、将来の成績を約束しません。しかし、参考にはなるでしょう。

運用期間が長い投資信託の例

運用期間が長い投資信託の例を確認しましょう。下は、SBI証券のイデコで買える、「三井住友-三井住友・DC外国債券インデックスファンド」の成績です。SBI証券からの引用です。

投資信託の成績

2002年から運用しています。2010年を中心とした期間に、成績が少し下降気味です。しかし、全体としてみれば、良好な成績だと言えるでしょう。

この成績を受けてなのか、純資産総額も増えています。成績が良ければ、資産が増えます。それを見た人々が、この投資信託を買って資金を投入する、という流れができている可能性があります。

【公式サイト】SBI証券(イデコ)

 

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