アノマリーが事実と一致しているかどうかを検証するシリーズです。今回は、「4月の株高」です。4月といえば新年度です。気持ちも新たに・・・という理由かどうかは不明ですが、4月に株高になると言われることがあるようです。

そこで、日経平均株価について3月から5月までのデータを抽出してチャートを作りました。日足の終値をつなげてチャートにしています。このアノマリーは正しいといえるかどうか、チャートを確認していきましょう!

2008年~2009年
nikkei-april-2008-2009

2008年、2009年ともに、3月よりも4月の方が株価が高いです。しかし、4月よりも5月の方が株高だと分かります。「4月の株高」は、この2年間については該当しないといえるでしょう。

ただし、4月の株高を意識して3月に買っていたら、利益を確定できた可能性があります。この点では、4月の株高というアノマリーは利用価値があったと言えるでしょう。

2010年~2012年
nikkei-april-2010-2012次に、2010年から2012年の3年間を確認しましょう。2010年は「4月の株高」がきれいに当てはまっています。3月から4月にかけて株高、そして5月以降に株安になっていて分かりやすい形です。

しかし、2011年と2012年はそのような形になっていません。3月の株価の方が高いです。

なお、2011年3月に急落している場面があります。これは、東日本大震災による影響です。よって、2011年に関しては例外として扱っても良いかもしれません。

2013年~2015年
nikkei-april-2013-2015最後に、2013年から2015年について確認しましょう。この3年間は、いずれも「4月の株高」が当てはまりません。5月の方が株高だったり、3月の方が高かったりしています。

結論

日経平均株価については、「4月の株高」は当てはまりません

2007年以前はこのアノマリーが当たっていたのかもしれませんが、あまりに昔のデータを検証しても、現在の株取引に役立てることは難しいでしょう。そこで、2007年以前のデータ検証は割愛します。

日経平均株価ではこのアノマリーが当てはまらなくても、TOPIX(東証株価指数)やジャスダック総合指数ならば当てはまるかもしれません。これは個別に確認するしかありませんが、少なくとも、日経平均株価では4月の株高を意識して株取引すると、痛い目に遭うかもしれません・・・という結果になりました。

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