株式投資をするために、銘柄を検索している方は多いと思います。しかしその前に、自分の資産内容を確認しましょう。そして、資産内容を振り返った結果、下のグラフのようになったとしましょう。

家計資産内訳

現預金が半分以上です。そして、保険や年金が30%近くあります。株式は10%、投資信託は5%です。

株式や投資信託はリスク性資産ですから、時間の経過とともに価値が増減します。一方、現預金は減りませんから、この資金配分は「どれだけリスクをとることができるか?」を意味していることになります。

リスクを取れなければ現預金比率が高くなりますし、リスクが取れるなら、株式等の比率が高くなります。

上のグラフは、日本全体の家計資産の内訳です。2015年第4四半期資金循環統計(速報)から引用しました。「自分の資産内訳と似ているなあ」という場合は、日本の一般的な家計と同じような資産構成だということになります。

資産内訳を確認した結果、「もっとリスクを取れるから、株式投資の比率を高めよう」だったり、「ちょっと株式の比率が高いから低くしよう」といったことが分かります。これは、自分のリスク選好度合いと現実を一致させる作業とも言えます。

株式投資をする前に、ぜひ確認したい内容です。

国際分散投資も考えよう

さて、自分の資産内訳を検討した結果、株式投資ができる金額が固まったとします。では、どこに投資しましょうか。日本の上場銘柄一覧からスクリーニングして探すことが多いかもしれません。

しかし、国際分散投資を考えてみてはいかがでしょうか。下のグラフは、各国のGDPが世界全体でどれだけ占めているかを示した円グラフです(2015年時点)。IMFホームページから引用しました。

各国GDP

日本に住んでいて、日本で働いていて、日本円をもらったり使ったりして生活している場合、日本の株式銘柄に投資するのは自然なことでしょう。しかし、日本は世界全体の6%の規模です。その6%に自分のすべてを投入しても良いでしょうか。

日本の経済状況は今一つでも、世界を見れば好調な国もあります。また、日本の財政危機の危険性が指摘されてから久しいです。危機が現実にならなければOKですが、現実になってしまう場合、資産や生活のすべてが日本や円に集中していると、大変なことになるかもしれません。

このため、積極的に資産増加を狙うという意味と、もしもの場合の保険という意味の両方を持たせて国際分散投資を検討できるでしょう。

海外に上場している株式を直接買おうと思うと、円を外貨に換えて投資する必要があります。手数料も少し高いですし、二の足を踏んでしまうかもしれません。しかし、ETFならば日本円のまま投資可能です。

ETFだったら、外国の株価指数のみならず金銀や小麦などにも投資できますので、幅広く分散投資ができます。このため、投資先の選択肢としてETFを加えても良いでしょう。

ETFのメリットとデメリットにつきましては、別記事「【ETF】日経平均や東証株価指数(TOPIX)を買えますか?」で紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

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