アノマリーとは、理由は良く分からないけれども株価がそう動くらしい、と言われている都市伝説のようなものです。今回は、「12月の株安、翌年1月の株高」が正しいかどうかを検証しましょう。

過去の日経平均株価を使って11月~翌年2月のチャートを作りましたので、確認しましょう!

december-january-2008-2012

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12月は株安?

12月と翌年1月を同時に検証するのは難しいので、最初に12月だけを確認しましょう。12月は株安の傾向があるでしょうか。

11月と12月を比較しますと、12月の方が株高の傾向にあることが分かります。よって、このチャートを見る限り、12月は株安でなく、「12月は株高」ではないでしょうか。念のため、12月の始値と終値を比較してみましょう。株安でしょうか、株高でしょうか。

2008年 株高
2009年 株高
2010年 株高
2011年 株安
2012年 株高
2013年 株高
2014年 株安
2015年 株安

合計: 株高5回、株安3回

以上のことから、弱い傾向ながらも、どちらかと言えば「12月は株高」と言えるでしょう。ただし、2014年と2015年に連続して12月が株安になっていることに注意が必要でしょう。

1月は株高?

次に、1月は株高の傾向があるのかどうか、確認しましょう。全体を眺めますと、前年12月と比べて1月は株高にあるように見えます。

ただ、パッと見てその傾向が分かる年は多くありません。2012年~2013年くらいでしょうか。よく見ると、1月の高値は前年12月の高値よりも高かったり、わずかだけれども傾向として1月の方が高いか?という感じでしょう。よって、1月は株高の傾向にあると断定するのは難しいと考えられます。

では、12月の検証と同様に、1月単独での傾向があるかどうかを確認しましょう。

1月始値と終値を比較したり、1月の値動きの形状に特徴があったり(山の形、谷の形になっているか)・・・という特徴を探して見ましても、これといったものがないように見えます。

よって、1月のアノマリーは特にないと判定しておきましょう。

結論

日経平均株価については、

「12月の株安、翌年1月の株高」は当てはまらない。ただし、12月はどちらかと言えば始値よりも終値の方が高くなる傾向がある

この程度の表現にとどまるでしょう。12月から翌年1月にかけてのアノマリーを頼りにトレードするのは、少々危険だろうと予想できます。

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