トラリピやトライオートETFを使うと、ひとたび取引を開始すれば自動売買を繰り返してくれます。PCやスマホの電源を切っても自動売買してくれますから、とても便利です。

しかし、取引可能な銘柄に制限があります。

トラリピ: くりっく株365の銘柄
トライオートETF: インヴァスト証券が指定する26銘柄

また、トラリピやトライオートETFは、CFDの取引です。現物株ではありません。そこで、現物株で同様の取引をしようと思えば、手作業でIFD(イフダン)注文を繰り返し発注することになります。

そこで、手作業で繰り返し発注するトレード手法の、メリットとデメリットを考察しましょう。

手作業で繰り返し発注するメリット

手作業で発注するのは、トレードの基本でしょう。すなわち、手作業の発注にもメリットがあります。

主なメリットは、以下の通りです。

メリット1:自分の好みの銘柄で取引できる

自分が売買したい銘柄で取引できるのが、最も大きなメリットでしょう。ETFならば、最低取引金額が1万円前後の投資対象もあります。10万円あれば複数の指値注文を出すことができます。

下の絵は、トライオートETFからの引用です。〇の価格で買い、×の価格で利益確定する様子です。

トライオートETF

広い価格帯で発注することにより、株価がどのように動いても、新規約定と利食いを繰り返すことが可能です。

インジケーターや難しい分析は不要です。必要なのは、株価がどの範囲で動くだろうか?と考えて、その範囲で動くときに約定し続ける注文を出すことです。

株価が動く範囲が分からなければ、通常はあり得ないと思えるような範囲を設定するのも、選択肢になるでしょう。

下の図は例です。1口1万円くらいのETFでトレードすることをイメージしています。価格が千円下がるたびに買って、含み益が1,000円になったら利食いして、という取引を繰り返しています。

manual-toraripi

ETF価格が大きく動けば動くほど、有利です。価格が下落すると、通常はガッカリです。しかし、このトレード手法の場合は、うれしいかもしれません。たくさん約定して、たくさん利食いできるチャンスだからです。

ちなみに、上の図では、5,000円~13,000円の範囲で指値注文を出しています。必要な資金を合計しますと、81,000円です。そして、1回の利食いで1,000円獲得です。率にして1.2%くらいです。

この場合、相場を読まず、ただIFD(イフダン)注文を繰り返すだけで、トレード1回につき1.2%の利食い額です。検討に値するでしょう。

株価が乱高下しやすい銘柄だったら、比較的短期間で数多くの利食いを狙うことも可能でしょう。自由に銘柄を選べるのが、手作業の発注のメリットです。

メリット2:「トレードしている」という実感

全自動取引は楽でいいのですが、稼働中はPCを開く必要もありません。すなわち、トレードしている実感がわかないかもしれません。これに対して、利食いするたびに手作業で発注する方法は、トレードしている実感が持てるでしょう。

発注するときは利食いができた時ですので、高い頻度で利食いしてくれると楽しいかもしれません。

手作業で繰り返し発注するデメリット

以上のとおり、手作業で発注する方法にはメリットがあります。

しかし、どんなトレード手法でも、メリットと同時にデメリットがあります。主なデメリットを確認しましょう。

デメリット1:注文するたびにログインしなければならない

トラリピやトライオートETFならば、全自動で勝手に取引してくれます。しかし、手作業で発注する場合は、取引するたびに毎回ログインする必要があります。

このため、人によっては面倒くさいと感じるかもしれません。

デメリット2:取引機会を逃す可能性

また、忙しい人の場合、ログインして発注する時間さえ惜しいかもしれません。この場合、せっかくの取引機会を逃す可能性があります。

忙しくなくても、トラリピならば、ほぼ24時間の自動売買が可能です。いくら元気な人でも、24時間活動し続けることは無理です。

寝ている間に乱高下すると、トレードチャンスを逃してしまうかもしれません。

トラリピやトライオートETFを使ってトレードすべきか

では、手作業でトレードすべきか、あるいはトラリピやトライオートETFを使うべきか、どうしましょうか。これは取引する人の好みや生活リズム次第だといえるでしょう。

トラリピやトライオートETFで取引できない銘柄でトレードしたい場合は、手作業での発注となるでしょう。また、全自動取引に大きな魅力を感じる場合は、トラリピやトライオートETFを使うことになるでしょう。

どちらが優れているということではありませんので、じっくり考えましょう。

IFD注文ができる証券会社

なお、全ての証券会社でIFD注文ができるわけではありません。IFD注文ができる証券会社を下に紹介しますので、ご覧ください。

ライブスター証券
岩井コスモ証券
楽天証券(注文名:セット注文)

なお、楽天証券のアルゴ注文を使うと、連続10回までの自動売買が可能になります。銘柄が限定されませんので、興味がある方は、別記事「アルゴリズム取引(アルゴ注文)とは」でご確認ください。

楽天は5つのアルゴリズム取引が可能ですが、連続取引が可能なのは「リンク注文」です。

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