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IFDO注文:IFD注文とOCO注文のメリットを持つ注文方法

2016年3月3日

IFDO(アイ・エフ・ディー・オー)注文は、IFD-OCO注文ともいいます。すなわち、IFD(イフダン)とOCO(オーシーオー)の複合技です。

ということは、両方のメリットを同時に持つ注文方法です。そこで、IFDO注文の特徴を考察しましょう。

IFDO注文を2つに分解して考える

IFDO注文のメリットを考えるために、まずIFD(イフダン)注文を確認しましょう。その次に、OCO注文を考察します。

これら二つを同時に実行すると、IFDO注文になるという仕組みです。

IFD(イフダン)注文

IFD注文とは、2つの連続する注文を同時に出す方法です。

新規買いの指値注文と売却注文を発注するとします。この段階で、新規の指値注文は有効ですが、売却の指値注文はまだ有効ではありません。

そして、新規の指値注文が約定したら、それを売却する注文が自動で発注されるという仕組みです(下図)。

ifo注文

取引の流れに沿ってまとめますと、以下の通りです。

1.指値注文発注

IFD注文で、発注します。

2.約定後、売却注文発注

新規買いの指値注文が成立すると、直後に、この株式を売る注文が有効になります。

3.売却成功

株価が指値注文の位置まで上昇すると、利食いできます。

最初の1で発注しておけば、2と3の発注と約定が自動で行われます。これがIFD(イフダン)注文です。

しかし、上の図は、少々都合が良すぎる値動きパターンかもしれません。というのは、上のように株価が動かず、下の図の破線のように動いてしまうかもしれないからです。

ifo注文

上の図で、「約定」部分で買いましたが、その後あまり上昇することなく、株価は下落しています。

この場合、3番目の売却注文はそのまま残り続けることになります。株価は下がっていますので、どこかで損切りしないと、含み損が大きくなってしまうかもしれません。

株価の反転を期待して、ずっと持ち続けるという選択肢もあるでしょう。しかし、それは塩漬け株になる危険をはらんでいます。

OCO(オーシーオー)注文

そこで、株式を買った時点で、IFDでなくOCO(オー・シー・オー)注文を出します。OCO注文のイメージ図は、以下の通りです。

ifo注文

取引開始時に、上の全ての内容を発注します。そして、新規に株式を買うことができたら、図のように、OCO注文1とOCO注文2が自動で発注されます。

株式を買うまでは、OCO注文は待機(未発注)です。

  • OCO注文1:利食い注文です。
  • OCO注文2:損切り注文です。

そして、OCO注文のどちらかが約定して売却に成功すると、もう一方の注文は、即座に自動でキャンセルされます。

このように、IFDとOCOの二つの注文が同時に実行されるのが、IFDO注文です。

IFDO(アイ・エフ・ディー・オー)注文のメリットとデメリット

IFDO注文の仕組みは、すなわちメリットそのものになります。ここでまとめましょう。

メリット:IFD注文とOCO注文を同時に出せる。

IFD注文またはOCO注文しか使えないとしたら、とても不便かもしれません。それぞれ考えてみましょう。

IFDだけ使えるという場合、最初の指値注文をあらかじめ発注できます。その後、期待通りに株価が上昇しても、売却できます。OKです。

しかし、買った後、期待外れな株価になると、改めて発注しなおして、損切りしなければなりません。

この「改めて発注しなおして」が面倒です。仕事等もありますから、いつでも発注し直せるわけではありません。その間に株価が大変な状況になってしまったら、残念なことです。

また、OCO注文だけが使えるという場合も、面倒です。最初に、指値注文を出して株式を買います。そして、改めてOCO注文を発注します。

IFD注文もOCO注文も、それぞれ単独だと、発注後に放置できません。IFDO注文を使えば、最初の1回だけですべて完了です。

メリット:買った株が塩漬け株になってしまう恐れがない。

IFD注文だけで発注して、株価が期待外れになったとしましょう。この場合、どうしても損切りしたくないという誘惑が出てきます。

その誘惑に勝って損切りできれば良いですが、誘惑に負けてしまったら、塩漬け株の出来上がりです。

一方、IFDO注文を発注していれば、塩漬け株にしてしまうリスクがありません。取引システムが淡々と約定してくれますので、いつの間にか利食い(または損切り)をしてくれることでしょう。

以上のように、IFDO注文はメリットが大きいです。しかし、デメリットのない方法はありません。そこで、デメリットも確認しておきましょう。

デメリット:最初に指値で売買できなければ、何もできない。

最初に指値注文を発注しますが、株価がその価格にならなければ、何も始まりません。

このデメリットは仕方がないといえましょう。最初の部分で、相場の予測を見誤ったということです。もう一度チャートを眺めて、考えましょう。

IFDO注文ができる証券会社

IFDO注文は特殊な注文方法ですので、全ての証券会社で利用可能な方法というわけではありません。

そこで、IFDO注文ができる証券会社の例を紹介しましょう。

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