チャート分析

チャート分析でインジケーターを使うべきか

2016年2月26日

チャート分析を大別すると、二つに分けられるでしょう。

  • インジケーターを使うチャート分析
  • インジケーターを使わないチャート分析

インジケーターとは、移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDといったものです。

インジケーターを使わないチャート分析とは、まさにその通りのチャート分析です。ローソク足等に補助線をいくつか追加するだけでチャートを読みます。

どちらの方法が優れているのでしょうか。比較してみましょう。

インジケーターを使うチャート分析

インジケーターには様々な種類があります。では、なぜ使うのでしょうか。理由は人それぞれでしょうが、「ローソク足だけでは良く分からない」ことがその理由ではないでしょうか。

インジケーターのメリット

インジケーターの場合、どうなったら買いでどうなったら売りだということが、はっきり分かります。

例えば、移動平均線を題材にしますと、短い期間の移動平均線が、長い期間の移動平均線を下から上方向に追い抜いていったら、買いシグナルです。「ゴールデンクロス」と呼ばれることもあります。

下の図はゴールデンクロスを描いたものです。

ゴールデンクロス

ゴールデンクロスの勝率や利幅について、この絵では分かりません。しかし、ゴールデンクロスになったら買いだ!というのは簡単に分かります。

これが、メリットです。

インジケーターのデメリット

では、インジケーターのデメリットは何でしょうか。それは、「株価の値動きに遅れて買いシグナルや売りシグナルが出てしまう」ことではないでしょうか。

例えば、上で紹介しましたゴールデンクロスですが、移動平均線を作るために過去5日間だったり9日間だったり、もっと長い13日間(50日間でも可)という過去の株価を使って線を作ります。

すると、過去の値動きを使って導き出したインジケーターの値と、現在の株価の値動きに誤差が出てしまいます。

ここ数日の株価が急騰しているのに、50日移動平均線はまだノロノロと横ばいの動きをしているといったことは、よくあることです。

50日でなくて9日移動平均線だったり、平滑移動平均線だったりしても、反応が多少速くなるかどうかという程度の違いです。どうしても、本日の今の値動きとは乖離が出てしまいます。

これが、デメリットでしょう。

種類が多い理由

デメリットに関連して、「インジケーターの種類が多い理由」について考えてみましょう。チャートを見ると、様々なインジケーターがあります。

たくさんあるので、どのように組み合わせれば良いか分かりません。さらに、一つ選んだとしても、パラメータを自由に変更できますから、どの数字が最善か分かりません。

パラメータ:
例えば、5日移動平均線だったら、「5」という数字がパラメータです。9に変更すれば、9日移動平均線となります。この数字は、自由に変更できます。

種類が多い理由は、どれもメリットとともにデメリットがあるからでしょう。

完全無欠のインジケーターがあると仮定しますと、全員がそれを使いたがるはずです。すなわち、他の方法は消えてなくなるはずです。

現実には、数多くが生き残っていて、実際に使うことができます。すなわち、いつも有効というわけでなく、全然ダメだという相場環境もあるということになります。

よって、完全無欠を探すのではなく、「自分に合っているかどうか」を基準にして探すことになるでしょう。

次に、プライスアクション・トレードを概観します。

プライスアクション・トレード

プライスアクション・トレードとは、インジケーターを使わないトレードのことを言います。ローソク足の形そのものを見てトレードの判断をします。

このメリットとデメリットは、インジケーターを使う場合とは反対になります。

メリット

今現在の値動きを見て、買いか売りかを判断できます。過去の値動きについては、必要だと思えば売買の判断に使えばよいし、不要だと思えば無視して構いません。

デメリット

一方、デメリットは、「誰が見ても簡単に分かるとはいい難い」ことでしょう。上の例のゴールデンクロスは、誰が見ても買いのサインが分かるでしょう。
しかし、インジケーターを使わない場合、自分でそのサインを探さなければなりません。勉強と経験が必要になると分かります。

インジケーターを使うべき?それとも不要?

では、チャート分析をする際に、インジケーターを使うべきでしょうか。それとも、使わないでおくべきでしょうか。

これに対する答えは、人それぞれになるでしょう。月並みになりますが、「自分の好きな方法でチャート分析する方が良い」ということになります。

というのは、ローソク足だけでは判断できないという人に対して「インジケーターを使うべきでない」と言っても、それはただの苦痛です。

その逆も同じです。ローソク足だけが好みだという場合は、インジケーターは不要です。現在の株式投資で成績がもう一つという場合は、両方を試してみると良いかもしれません。

インジケーターを使わないトレード例

ここで、インジケーターを使わないトレード例を考察してみましょう。とても簡単な方法です。最初に、みずほフィナンシャルグループ(8411)のチャートをご覧ください。

TradingViewからの引用です。

みずほフィナンシャルグループのチャート

2007年からの推移です。サブプライムローン問題や2008年のリーマンショックを受けて、株価がドカンと下落しました。

そして、2009年あたりから、110円~230円くらいで行ったり来たりしている様子が分かります。この銘柄で売買するのは、難しいかもしれません。

買っても、なかなか株価が上昇しないからです。ボックス相場です。

同じ時期の日経平均株価を見てみましょう。下の通りです。リーマンショック前後で急落したのですが、2012年後半以降、大きく上昇した様子が分かります。

日経平均株価のチャート

日経平均株価なら、買って持つという方法で成功を狙えました。

しかし、みずほフィナンシャルグループの値動きは、インジケーターを使わないトレードにぴったりです。

インジケーターを使わないトレード手法

みずほフィナンシャルグループの値動きは、ボックス相場です。今後どうなるか、それは分かりませんが、10年間も継続しています。

そこで、今後もこの値動きが継続すると想定したとします。

この場合、「150円よりも安くなったら少しずつ買って、200円を超えたら売る」という方法を検討できます。

概ね、110円~230円くらいで行ったり来たりしているのですから、合理的なトレード手法です。含み損になっても、この記事を書いている時点では、配当金を出しています。

配当をもらいつつ、将来の値上がりに期待します(といっても、ボックス相場の範囲内での上昇ですが)。

なお、上のトレード案では、「150円よりも安くなったら少しずつ買う」としています。本来は、少しでも安値で買いたいです。しかし、どこが底値になるか分かりません。

そこで、株価がある程度下落したら、少しずつ買います。そして、株価上昇を待ちます。

これも、立派なプライスアクション・トレードでしょう。チャートの動きだけで判断しています。

どの証券会社を使うか

このトレード手法は、全く難しくありません。チャートは、ごく基本的な機能が使えれば十分です。深い投資情報も不要です。

では、どの証券会社で取引するのがベストか?ですが、「取引手数料が最も安い証券会社」となります。

証券会社の手数料比較は、下のリンク先の記事で考察していますが、現物株の取引手数料について表を抜き出してみます(調査日:2020年4月10日)。

約定代金 最安手数料 証券会社
~5万円 55円 ライブスター証券
DMM株

SBI証券
楽天証券
~10万円 88円 ライブスター証券
DMM株
~20万円 106円
~50万円 198円
~100万円 374円
~150万円 440円
~300万円 660円
300万円超 880円

上の手数料比較表は、1取引ごとに手数料を支払うタイプのものです。約定代金がいくらであっても、ライブスター証券とDMM株の手数料が最も安いと分かります。

DMM株の場合、取引手数料の1%を株ポイントとして還元してもらえます。このポイントは現金と交換できます。

すなわち、当ブログで調査した範囲では、手数料の最安値はDMM株ということになります。こういった簡単なトレードをする場合、DMM株が最有力候補になります。

DMM株 公式サイトへ

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