経済が順調に拡大するとき、株価も上昇します。素晴らしいことですが、資金力がまだ十分でない場合に少し困ったことが起きます。それは、単元株で買える株式の種類が減ってしまうことです。

そんな時に活躍するのが、単元未満株です。

単元未満株を売買できるなら、1単元が1,000株でも、1株から売買できます。そこで、単元未満株を売買できる証券会社と、手数料比較をしましょう。

単元未満株を売買できる証券会社

取引所での売買は、単元を取引単位とします。

すなわち、1単元よりも小さい株式数で売買するのは、証券会社にとってシステム投資や維持のコストがかかります。単元未満株は金額も必然的に小さくなりますので、証券会社にとって旨味は大きくないはずです。

このため、すべての証券会社で単元未満株を自由に売買できるわけではありません。

当サイトで紹介しています証券会社について、単元未満株を売買できるかどうか確認しましょう。下の表のうち、単元未満株をインターネット経由で売買できる証券会社を、青の大きな文字で書いています。

証券会社購入売却
カブドットコム証券
マネックス証券
SBI証券
岡三オンライン証券
SMBC日興証券電話電話
岩井コスモ証券用紙 or 電話用紙 or 電話
ライブスター証券×電話
GMOクリック証券×電話
楽天証券×買取請求

表で強調した4つの証券会社について、手数料を比較しましょう。

単元未満株の売買手数料比較

単元未満株の売買手数料を一覧にしました。下の表の通りです。カブドットコム証券とマネックス証券が最安だと分かります。

証券会社手数料(税抜)
カブドットコム証券約定代金×0.5%(最低48円)
マネックス証券約定代金×0.5%(最低48円)
SBI証券約定代金×0.5%(最低50円)
岡三オンライン証券約定代金2万円まで 200円
3万円まで 300円
10万円まで 600円
以降10万円増加ごとに600円増加

カブドットコム証券とマネックス証券のいずれかで既に口座を持っている場合は、その証券会社で単元未満株を売買すれば良いでしょう。では、これから口座を作る場合、どちらで作る方が有利でしょうか。

両社ともサービスが充実しています。よって、どちらが良いと一概に決めることができませんが、手数料以外の部分について、カブドットコム証券とマネックス証券を概観しましょう。

カブドットコム証券の単元未満株「プチ株」

プチ株

カブドットコム証券の単元未満株売買サービス「プチ株」の特徴の中から、いくつかを抜き出してご紹介しましょう。

・毎月500円以上1円単位で積立できる(プレミアム積立)
・プレミアム積立を使うと、売買手数料が最大50%off
・配当の配分や株式分割の割当もあり
・購入者本人名義
・信用取引等の担保に利用可

上の中で、「積立にすると手数料が最大50%割引」を確認しましょう。

プレミアム積立の売買手数料

単元未満株の売買は、証券会社にとって負担が大きいことが予想されます。よって、手数料は約定代金の0.5%と、少々高めに設定されています。率は高めですが、単元未満株ですから、約定代金は小さくなりがちです。

よって、手数料の額そのものは小さくなると予想できます。

しかし、私たちにとっては、やはり手数料は小さいほうが良いです。そこで、プレミアム積立が選択肢になります。プレミアム積立は、プチ株を毎月自動で買い付ける方法です。

第1回目の売買手数料:約定代金の0.5%
第2回目の売買手数料:10%割引
第3回目の売買手数料:20%割引
第4回目の売買手数料:30%割引
第5回目の売買手数料:40%割引
第6回目以降の売買手数料:50%割引

プレミアム積立で毎月買い付けると、手数料が徐々に小さくなっていく仕組みです。特定の株を長期で買い付けたいけれど、1単元を一度に買うのは難しい場合、プレミアム積立が選択肢になります。

プチ株の取引ルール

プチ株は単元未満株ですので、取引所で自由に売買できません。そこで別途、取引ルールが設けられています。

00:01~10:00の発注は、当日後場始値で約定
10:01~23:00の発注は、翌営業日前場始値で約定
23:01~24:00の発注は、翌営業日後場始値で約定

プチ株を購入して単元株と同じ数量になったら、取引所で自由に売却できます。

【公式サイト】カブドットコム証券

マネックス証券の単元未満株「ワン株」

マネックス証券

マネックス証券の単元未満株「ワン株」にも、数多くの特徴があります。いくつか挙げますと、以下の通りです。

・配当の配分や株式分割の割当もあり
・購入者本人名義
・貸株サービス利用可
・代用有価証券として利用可
・特定口座利用可

下3つの特徴を見ますと、要するに、単元株と同じように扱えることが分かります。そこで、ワン株で買った単元未満株を、貸し株サービスで誰かに貸して金利を得ることができます。

また、信用取引等で保証金として使うこともできます。ワン株は単元株未満ですので、議決権を行使することができません。しかし、多くの点で、単元株式と同じように扱えることが分かります。

ワン株の取引ルール

ワン株は単元未満株ですので、取引所で自由に売買できません。そこで別途、取引ルールが設けられています。

・当日分の発注は、午前11時30分まで
・それ以降の発注は、翌営業日扱い
・後場の始値で成行注文

ワン株を購入して単元株と同じ数量になったら、取引所で自由に売却できます。

【公式サイト】マネックス証券

 

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