株式を持っている期間が長くても短くても、株式投資という点では同じです。そこで、その違いはあまりないかと言えば、そんなことはありません。短期と長期ではかなり違います。

そこで、株式の短期トレードと長期トレード(長期投資)を比較しましょう。

短期・長期とは、それぞれどれくらいの長さ?

短期と長期という言葉を使っていますが、短期と長期はどこで別れるのでしょうか。1日未満が短期でそれ以上が長期?あるいは、1年未満と1年以上?

・・・これには、明確な区別がありません。

デイトレーダーの場合、取引開始から終了までの時間が10分なら短期かもしれませんし、数時間も株式を持っていたら長期になるかもしれません。一方、配当目的の投資の場合、保有期間が数日だったら超短期で、数年以上だったら長期かもしれません。

このため、明確に区別することが難しいです。ここでは、「比較的短い時間で、主に価格変動を利用して稼ごうというトレード」を短期、「比較的長い時間で、価格変動だけでなく配当や株主優待でも収益を狙うトレード」を長期と呼ぶことにしましょう。

短期トレードの特徴

では、長期トレードと比較して、短期トレードの特徴は何でしょうか。列挙してみましょう。

・取引開始から終了までの時間が短い。
・企業の業績など、長期的な分析は基本的に不要。
・経済指標発表時に、ごく短い時間でトレードすることが可能。
・瞬発的なクリックが必要になるかもしれない。
・取引開始時の株価と終了時の株価の間の距離が、比較的狭い。
・チャート分析が重要。
・信用取引等により、価格が下落するときにも積極的に利益を狙える

経済指標発表時のトレードを除いて、ファンダメンタルズ(経済の状況)分析や企業の財務分析などの重要性は低く、逆に、チャート分析の重要性がとても高いトレードになります。

長期トレードの特徴

次に、短期トレードと比較して、長期トレードの特徴はどうなのかを考えてみましょう。

・取引開始から終了までの時間が長い。
・企業の業績など、長期的な分析が重要。
・経済指標発表時は基本的にトレードしない。
・瞬発的なクリック能力は不要。
・取引開始時の株価と終了時の株価の間の距離が、比較的大きい。
・チャート分析もある程度必要。
・株価変動に加えて、株主優待や配当も有力な収入源になる。
・主に買うトレードが中心になる。

こうしてみると、長期トレードは短期トレードの反対なんだろうな、と分かります。大きく異なるのは、株価の下落局面でしょう。

短期トレードは、信用取引などを使って、下落局面でも利益を狙いに行けます。しかし、長期投資では基本的に買って持つという選択肢になります。というのは、信用取引などでは売買コストに加えて取引継続中にもコストがかかりますので、長期間の保有には向かないためです。

現物株ならば、最初に取引手数料を支払うだけで、その後何年持ち続けても費用を支払う必要はありません。

短期トレードと長期トレード。どちらが良い・悪いというものではありませんので、皆様のお好みの方法で実践していただければ良いかと思います。

株式の短期投資