お気に入りの株式取引口座があれば、そこと末永くお付き合いしたいです。しかし、時には数多くの口座を持っているほうが断然有利な場合があります。その代表例は「立会外分売(たちあいがいぶんばい)」です。

立会外分売とは

通常の取引時間帯「以外」の時間に、大株主が特定の価格で広く一般に株式を売りに出すことがあります。これを立会外分売といいます。

立会外分売をする理由

立会外分売の制度がなかったとしましょう。すると、大株主がまとまった株式を売却すると、株価が大きく下がってしまうかもしれません。また、まとまった株式が売られていることを知った市場参加者が、信用売りを仕掛けてくるかもしれません。

すると、業績とは関係ないところで株価が大きく下落する可能性がありますから、その株式の発行企業にとって不本意ですし、他の株主にとっても良いことではありません。

要するに、大株主は保有している株を売りたくても売れない状況となります。これを避けるために、立会外分売の制度があります。

また、広く一般に売るという性質を利用して、個人株主数を増やすために立会外分売が実施される場合もあるでしょう。少数の株主が大きな割合の株式を保有する場合に比べて流動性が高くなりますから、立会外分売した後は株式投資がしやすくなるメリットがあります。

また、二部の企業が一部への昇格を目指して、流動性をあげる目的で立会外分売をすることもあるかもしれません。

立会外分売で買うメリット

メリット1:売買手数料は「不要」です。

立会外分売で売却する企業が手数料を負担してくれますので、わたしたちは売買手数料を支払う必要がありません。

メリット2:少し安く買える可能性があります。

立会外分売前日終値よりも数%安く買える場合が多いようです。

立会外分売とは、大株主が一度に大量の株式を売却することです。よって、株価が下落する可能性がなくはありません。これを防止するために、割安な価格で立会外分売が行われます。買う側にとってはメリットになります。

立会外分売で買う際の注意点

注意点は、証券会社1口座当たりで買い注文を出せる数量の上限が決まっているということです。少し安く買えるのですから、買いたいと思う人は大勢いるでしょう。そこで、注文が殺到しても大勢に売却できるようにするために、買い注文数量に上限があるのです。

そこで、立会外分売を実施している証券会社でいくつも口座を持つことが有効になります。

A証券会社、B証券会社、C証券会社・・・立会外分売をしている証券会社それぞれで上限まで発注できます。運が良ければ、全ての注文が成立して、満足できる数量を買うことができるでしょう。

1口座しか持っていなくて、かつ、大勢が買い注文を出してしまうと、抽選に漏れてしまって1株も買えないという場合もあります。

立会外分売で株式を買える証券会社

立会外分売を利用できる証券会社例は以下の通りです。名前をクリックすると、その証券会社の紹介ページに跳びます。

ライブスター証券
岩井コスモ証券

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