トラリピは、ひとたび設定すれば繰り返し取引してくれます。パソコンの電源を切ってもトレードしてくれます。とても便利なトレード手法ですが、その特徴をもう少し詳しく掘り下げて確認しましょう。

トラリピの特徴:繰り返し売買します。

「買って、価格が上昇したところで売却する」これが株取引の基本的な流れです。売却後にもう一度買おうと思えば、改めて発注します。

しかし、トラリピの場合は、最初に発注するだけで大丈夫です。発注後、全自動で売買を繰り返してくれます。

トラリピ

点Aで買って点Bで売り、点Aと同じ株価Cで再び買い、点Bと同じ株価の点Dで売却するという売買を繰り返します。すなわち、株価が荒れるほど取引チャンスが大きくなります。

そして、上の図では、点Aの株価でだけ買うという設定です。例えば、日経平均株価で500円ごとに買い注文を出し、500円の含み益で利食いするという注文を多数並べます。すると、注文の範囲内で株価がどのように動いても、新規買いと利食い売りを繰り返すことができます。

トラリピ取引例(日経平均):
15,000円で買い、15,500円で売却(この注文を繰り返す)
15,500円で買い、16,000円で売却(この注文を繰り返す)
16,000円で買い、16,500円で売却(この注文を繰り返す)
(以下続く)

含み損のポジションができたとしても、お構いなしです。利食いを繰り返せば、含み損を超える利食いを期待できます。最終的に、株価が上昇すれば、すべての取引を利食いで終了可能です。

トラリピの特徴:PCの電源を切っても自動売買続けます

自動取引ですが、PCの電源を入れておく必要はありません。M2Jがサーバーを準備してくれているからです。

パソコンの電源を入れておく必要があるならば、スリープ機能にならないようにしたり、家族が間違ってシャットダウンしないように注意したりと気を使いますが、その必要はありません。

トラリピの特徴:同じ価格で二重にポジションを持つことはありません

下の図で確認しましょう。下側の赤線の株価で買い、上側の赤線の株価で売るというトラリピを仕掛けたとします。

トラリピ

1の部分で買いました。順調に株価が上昇していくはずが、途中で下落に転じました。1で買ったポジションを持ったままです。そして、2の位置まで株価が下落しました。

下側の赤線で買うという設定をしているのですから、2でも買うとしますとポジションが2つになります。しかも、同じ株価で。しかし、この場合は2の位置で新規に買うことはありません。というのは、1ですでに買って持っているからです。

同様の理由で、3の位置で買うこともありません。ある特定の株価でポジションを持っている場合は、追加でポジションを持つことはありません。トラリピの重要なルールの一つです。

このルールがない場合、大変なことになります。

1、2、3で買った後に株価が大きく下がると、含み損が3つ分になってしまいます。これは痛いです。重複で買わないというトラリピの場合は、株価が大きく下がっても1で買った分だけの含み損でOKです。トラリピのルールは、顧客の資産保全に役立っているといえるでしょう。

以上の特徴を持っているトラリピですが、この手法が編み出された背景から、もう少し詳しく確認しましょう。

トラリピの思想

以上の特徴を持っているトラリピですが、トラリピの根本的な思想は何でしょうか。

「株式は、相場を読もうとするから難しいです。だったら、相場を読まないでトレードしましょう。」これがトラリピの思想です。では、トラリピとは何でしょうか。

トラリピとは「トラップ・リピート・イフダン(R)」の省略です。すなわち、以下のトレード方法の組み合わせです。

・トラップトレード(R)
・リピートイフダン(R)

そこで、トラップトレードとリピートイフダンを順に確認しましょう。

トラップトレードとは

現在の株価の値がA、青の実線が株価の動きだとしましょう。今後、破線のように株価が動くだろうと思ったので、Bで買いの指値注文を出しました。しかし、株価はオレンジ色のように動いてしまいました。この場合、売買できません。

このようなことは珍しくないでしょう。

トラリピ

しかし、A点で大きく買うと、その後の下落が怖いです。とはいえ、将来上昇すると思っているので、どうにかして買いたいです。そのようなとき、下の図のように買い注文を出してみましょう。

トラップトレード

点C~点Hのように、いくつもの株価で買い注文を出します。すると、点Hでは買えないかもしれませんが、上の図で点Dあたりまでは買えます。

点Bまで株価が下落するだろうというのは予想にすぎません。予想は外れるものです。そこで、どのように外れても買うことができるように、ある範囲にばらまくように買い注文を出します。これを「トラップトレード」といいます。

トラップトレードのメリット:
メリット1: 相場を予想しなくても、株式を買える
メリット2: 相場予想が外れても、株式を買える

このトラップトレードの注意点を一つだけ確認しましょう。

トラップトレードの注意点:
トラップ一つ一つの買い注文の数量は、ごく小さくしましょう。

仮に点Hまで株価が下落する場合、点C~点Hの買い注文がすべて成立します。それぞれの注文が点Bの買い注文と同じ数量だったら、全体の買い数量がとても大きくなってしまいます。

そこで、一つ一つの注文数量は小さくしましょう。

リピートイフダンとは

リピートイフダンとは、イフダン注文のリピート(繰り返し)です。

まず、「指値注文した株価で買い、それを別の株価で売却」という注文を、あらかじめ出します。すなわち、イフダン注文です。その後、指値注文した株価になったら、買いが成立します。そして、株価が指値の位置まできたら、売却して利食いします。売りでも、同様に売買できます。

この取引を、自動で繰り返します。

リピートイフダンを図解

これを図にすると、下の通りです。点Aで買って点Bで売却、点Aと同じ株価である点Cで再び買って点Dで売り・・・これを「自動で」繰り返します。

トラリピ

上の注文を手入力の注文で実行しようと思うと、少し気が遠くなりそうです。しかし、トラリピでは、最初に設定してしまえば、後は延々と自動で取引してくれます。PCの電源を切っても構いません。

そして、このリピートイフダンを、トラップトレードで発注した全ての注文について実行します。もう一度トラップトレードの図をご覧ください。この点C~点Hの全ての注文について、リピートイフダンが実行されます。

トラップトレード

トラリピのメリットとは?

株価に限らず、相場はどのように動くか事前に分かりません。このため、指値注文を出しておいても、期待通りにいかないのは当然かもしれません。

そこで、トラップトレードを仕掛けます。一定の範囲にばらまくように注文を出しておけば、どれかは成立すると期待できます。「底値はどこだ?」と予想する必要がありません(もちろん、予想しても構いません)。

そして、売却するときも同様の問題が発生します。すなわち、「どこまで株価が上がるのか、事前に分からない」ということです。そこで、トラップ注文で買った株式一つ一つについて、一定の値幅だけ上昇したら売却するという注文を発注します。リピートイフダンです。

こうして、相場を予想しなくても売買を自動で繰り返してくれる注文が完成します。

よって、トラリピのメリットをまとめますと・・・

1 相場を予想しなくても取引可能(予想してもOK)
2 株価の底値を当てる必要なし
3 株価の天井を当てる必要なし
4 売買を自動で繰り返してくれる

以上の通りになるでしょう。また、これは心理的にもプラスに作用します。

通常ならば、買った後に株価が下落すると嫌な気持ちになるでしょう。しかし、トラリピの場合は違います。株価が下落したら、次のトラップが約定するチャンスです。そして、反発すれば利食い完了です。上昇はもちろんうれしいです。

そして、含み損があるポジションがいくつかあったとしても、利食いさえできればOKです。利食いを繰り返すと、最終的に含み損よりも大きな利食いになると期待できます。

下落してもOK、上昇してもOK。株価が大きく動いても、心理的に楽でいられるかもしれません。

トラリピのデメリット

反対に、トラリピのデメリットも確認しましょう。例えば、日経平均株価が10,000円から25,000円の範囲で動くと予想したとします。そこで、10,000円から1,000円ごとに、買い注文を出すとします。

買えたら、1,000円の上昇で利食いです。

注文内容(例):
10,000円で買い、11,000円で売却
11,000円で買い、12,000円で売却
12,000円で買い、13,000円で売却
(以下、繰り返し)

この方法は、通常の場合、うまくいく可能性が高いと予想できます。なぜなら、日経平均の値動き予想が10,000円~25,000円と巨大だからです。この範囲でどのように動いても、自動的に利食いを繰り返します。

しかし、仮に日経平均株価が10,000円を割り込んでしまうと、厳しいです。すべての買いポジションが含み損になります。逆に、25,000円を大きく超えて推移すると、全く買えません。

こういったデメリットはありますが、トラリピは株価の上下動を読む必要がありません。このメリットは特筆に値するでしょう。

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