くりっく株365でのトラリピ設定例(長期トレード編)では、一つの買い注文ともう一つの買い注文の間の差額を500円または1,000円にしました。下のチャートの通りです。

赤線が買い注文を出している株価です。

toraripi-500

とても数多くの注文を出しているように見えますが、横軸は2001年から2016年初めまでと、とても長い期間です。そして、株価は8,000円から18,000円まで広く注文を出しています。

このため、取引ができる頻度は高いとは言えないかもしれません。

下のチャートは2015年の日経平均株価の終値をつなげたものです。縦軸は500円ごとに数字を書きました。ちょうどこの価格で売買をします。買ってから500円で利食いすると仮定しますと、利食い回数は1年間で20回です。

nikkei-2015-day-500yen

500円×20回=10,000円 ・・・日経平均株価で値幅10,000円分の利食いができるとは、すさまじい成績です。値幅でなく金額で考えてみましょう。各注文につき1枚を買う場合、収益は100万円です。1年間放置で100万円のプラスは、とても大きいです(さらに、配当相当額の収入があります)。

しかし、1年で20回の利食い回数では、少し物足りないかもしれません。そこで、取引の回数をもっと増やしてみましょう。

トラリピで取引回数を増やす設定のメリットと注意点

例えば、2015年5月~7月を見ましょう。この期間はボックス相場だったといえるでしょう。くりっく株365の日経225のチャートは以下の通りです。

nikkei-cfd-201505-201507

このチャートで、125円ごとに買うというトラリピを設定してみましょう。すると、下の赤いラインで売買することになります。とても高頻度で売買できると分かります。

利食い幅を125円に設定しますと、1か月間に何回も利食いできたことが分かります。回数がとても多いので、数えるのはやめます。

nikkei-cfd-201505-201507-125yen

では、いつもこのように、狭い範囲に数多くの買い注文を出すと好成績を期待できるか?ですが、残念ながらそうとも言えません。下のチャートをご覧ください。2015年5月~8月のチャートです。

上のチャートは7月までですから、1か月分追加したことになります。そして、赤枠で囲った部分でトラップ(買い注文)を設定しています。

nikkei-cfd-201505-201508

右下青矢印部分に注目してください。株価が大きく下落しています。すると、19,000円から21,000円までの範囲で買った全ての買いが含み損を抱えていることになります。この含み損に耐えられなければ、大きな損失になってしまうかもしれません。

株価はいつも一定の範囲で動くとは限りませんから、狭い範囲でトレードする場合は特に、損切り注文も忘れずに発注すべきでしょう。

短期のトラリピ設定は、リスクが大きいのか

長期のトラリピ設定の場合、基本的には損切りを考えなくても良いかもしれません。なぜなら、長期取引だからです。長期取引の場合、株価の下落も想定の範囲内です。株価が下落しても、長期的に見れば復活するからOKという考え方で、証拠金を十分に入金しておきます。

一方、短期の場合は、そんなにのんびりしません。短期間で一気に勝負します。ということは、リスクもその分だけ大きくなるのでしょうか。

結論から書けば、短期だからリスクが高いということはないでしょう。上の取引例で考えます。

株価がボックス相場で推移する場合

株価がボックス相場で推移するとはすなわち、同じ範囲で行ったり来たりするということです。

トラリピにとっては最高の展開です。

ニュースなどでは「値動きがなくてつまらないですねえ・・・」などと言っている間、トラリピはどんどん利食いを繰り返してくれます。しかも、注文の設定は最初に1回するだけです。あとは全自動で取引してくれます。

株価が上昇する場合

株価が上昇する場合は、ボックス相場ほどには証拠金は増えないでしょう。というのは、株価が注文を出した範囲を超えて上方向に行ってしまうからです。

しかし、収益はゼロではありません。何回か取引が成立して利食いできているでしょう。よって、プラスの成績になります。

株価が下落する場合

株価が下落する場合、最終的には損切りしなければなりません。よって、この面ではマイナスです。しかし、損益合計で見ると、プラスにすることができます。なぜなら、損切りで終了する前に、下の2種類の収益があるからです。

・約定を繰り返すことによる利食い(リピート)
・配当相当額の収入

よって、上の2つの収入と、損切りの大きさを比べることになります。上の二つの収入の方が大きければ、合計で損になりません。買い注文で攻めているのに、株価が下落して損切りしても最終的にプラスにできるのが、トラリピの大きなメリットです。

トラリピをざっくり理解しよう!
トラリピのトレード手法
その他
→ トラリピのトップページに戻る