トライオートETFは、投資対象の値動きを狙って利食いを繰り返すのがメインの取引かもしれません。しかし、高配当も同時に得られれば満足です。

そこで、配当相当額が大きい銘柄を検討しましょう。

トライオートETFで取引できる高配当銘柄

トライオートETFで取引できる銘柄のうち、配当相当額が最も大きい部類になるのは「iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債ETF」でしょう。

何やら長い名前ですが、この社債ETFの内容について確認しましょう。

1 社債とは

社債とは、会社の借金です。会社が事業を展開するには資金が必要です。そこで、株式や社債を発行したり、銀行から借金したりします。

また、代表的な社債である利付債を買うと、定期的に利息を受け取ることができます。そして、満期(返済期限)が来たら、元本を返してもらえるという仕組みです。

2 ハイイールドとは?

イールドとは利回りです。そして、ハイイールドですから「高利回り」です。高利回りということは金利が高いということですから、配当相当額も高くなるということです。

配当相当額が高いというのはとても良いことですが、立ち止まって考えてみましょう。なぜ高利回りなのでしょうか。社債を発行する企業から見ると、金利は少しでも低いほうが良いです。投資家の皆さんに稼いでもらおうと思って金利を高くしているわけではありません。

これは、「会社の信用力が高いとは言えないから、金利も高くせざるを得ない」ことを示しています。

会社が倒産したら、社債の元本が返済されないかもしれません。そのリスクに見合う金利を出さないと、投資家は社債を買ってくれないということです。

そのような社債で作られるETFを買っても大丈夫なの?ということになりますが、このETFはおよそ1,000社の社債で構成されます。仮に1社や2社倒産しても、全部で1,000社もありますからカバー可能という設計です。

長期チャートを確認

では、ハイイールド社債ETFの長期チャートを確認しましょう。下のチャートはトライオートETFからの引用です。

high-yield-monthly-chart

「ハイイールド社債ETFに採用された会社が倒産したらどうしよう?」という点が心配かもしれません。そこで、2008年のリーマンショックあたりの数字を見ましょう。

2008年~2009年あたりでETF価格が大きく下げていることが分かります。しかし、2009年のうちに復活して推移している様子が分かります。2016年初めに少し下押しして、その後再び復活している途中のように見えます。

「100年に1度」と言われたリーマンショックでしたが、このような推移です。今後の推移はどうなるか分かりませんが、参考になるでしょう。

2009年半ば以降の値動きを見ますと、おおむね75ドルから96ドル位の間で動いていることが分かります。

トライオートETFの取引設定をどうしようか

さて、今まで概観してきて、ハイイールド社債ETFで取引しようと決めたとしましょう。決め手は配当相当額の高さです。また、2009年以降はおおむね同じ価格帯で動いているというのも、好都合です。

というのは、トライオートETFの仕掛け注文を振り返ると良く分かります。

仕掛け注文のトレード手法:
買って、価格が上昇したら決済(売却)して、価格が下がったら再び買う。

同じ価格帯で上下動を繰り返すボックス相場に強いトレード手法に見えます(もちろん、上昇トレンドもOK!)。

そこで、取引例としては、以下の案を考えられるでしょう。

・61ドル~90ドルあたりで仕掛け注文を設定
・損切りを設定する場合は、60ドルくらい?

インヴァスト証券は「バイ&ホールド」のトレード手法を提唱しています。よって、無理に損切りをしなくても良いかもしれません。

トライオートETFの場合、含み損になっても利食いを繰り返してくれます。利食いを繰り返しながらETF価格の再上昇を待つということです。配当相当額だけをもらって待つよりも、利食いによる資産増をプラスしたほうが、最終的な成功により早く近づけるでしょう。

【公式ページ】トライオートETF
インヴァスト証券「トライオートETF」

 

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