株式投資で現物株の長期投資をする場合、強制ロスカットを考えることは全くないでしょう。そういう制度もありません。しかし、トライオートETFはCFDの取引ですから、レバレッジ1倍でも強制ロスカットが(計算上は)あり得ます。

そこで、強制ロスカットの仕組みを確認しましょう。なお、強制ロスカットとは、現在保有しているポジションを強制的に決済してしまう仕組みです。

CFDはレバレッジを利かせたトレードが可能ですから、預入証拠金(入金額)以上の損失を出す可能性があります。そこで、ある一定の大きさの評価損になったら強制的に決済して、投資家が借金を抱える事態を回避しようという仕組みです。

レバレッジ1倍のときの強制ロスカット

トライオートETFの初期設定では、レバレッジを利かせた取引ができません。

すなわち、10万円のETFを買うには10万円を準備します。10万円の金融商品を10万円で買っているのに、強制ロスカットはあるのか?ですが、この場合でも強制ロスカットがあり得ます。

強制ロスカットになる条件は、「口座残高の評価額(=有効証拠金)が必要証拠金の20%以下になったら」です。

評価損が膨らんだ結果、いきなり強制ロスカットになるのは大変だ!という理由かどうか不明ですが、有効比率が低下するにつれてメールで警告がやってくる仕組みになっています。

強制ロスカットになる確率は?

では、強制ロスカットになってしまう確率を、どれくらいだと見込んでおけば良いでしょうか。これを知るには、必要証拠金がどのように決められるかを確認する必要があります。

というのは、強制ロスカット水準は「必要証拠金の20%」だからであり、必要証拠金を基準にして決めているからです。

そして、必要証拠金を決める方法ですが、「前営業日の終値を基準にして決めて、それを本日の必要証拠金とする」です。日々の終値と翌日の必要証拠金の関係は以下の通りです。

日々の終値 → 翌日の証拠金額
0円~500円 → 500円
500円~1,000円 → 1,000円
1,000円~1,500円 → 1,500円
1,500円~2,000円 → 2,000円(以下続く)

このように考えると、レバレッジ1倍のときに強制ロスカットになる可能性はとても小さいといえるでしょう。例えば、日経平均連動型ETFを18,000円で買うとしましょう。これが強制ロスカットになるには、翌日の日経平均が3,600円くらいになる必要があります。

日経平均が3,600円になる確率は?について、現実的な数字かと言われれば・・・ということです。

さらに、ETF価格が下落するにつれて、強制ロスカットになる水準も下がっていきます。

下の図はこれを示したものです。ETF価格と必要証拠金額はほぼ同じです。本日のETF価格が下落すると、翌日の必要証拠金も減少します。すると、必要証拠金を元に計算される強制ロスカット水準も下方修正されます。

triauto-loss-cut

レバレッジがあるときの強制ロスカット

一方、レバレッジがある場合の強制ロスカット水準は、かなり厳しくしてあります。

強制ロスカットになる基準:
「口座残高の評価額(=有効証拠金)が必要証拠金の100%以下になったら」

レバレッジなし(=レバレッジ1倍)のときは20%が強制ロスカットの基準でしたが、レバレッジを利かせて取引する場合は100%になります。気を抜いていると簡単に実現してしまう可能性がありますから、資金管理を万全にしてトレードに臨みましょう。

【公式ページ】トライオートETF
インヴァスト証券「トライオートETF」

 

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