CFDは、取引対象の現物を実際に移動することなく、最終的な損益だけ口座に反映する仕組みです(現物株売買の場合は、株を買えば、実際に株式を自分のものにできます)。

この性質を利用して、実際に移動できない取引対象でも、売買可能になります。具体的には、日経平均株価、東証株価指数、原油などです。

日経平均CFDを買っても、日経平均をもらえるわけではありません。ただ、計算上「買ったことにした」というだけです。買った後に、反対売買します。買値よりも高く売れれば、利益です。このとき、口座の残高が増えます。

では、このようなCFDには、どのようなメリットがあるでしょうか。

メリット:夜間や祝日も取引できる

現物株式の場合、取引時間が日中に限られてしまうのがデメリットです。例えば、東京証券取引所(東証)の場合、立会時間(取引時間)は以下の通りです。

前場 09:00~11:30
後場 12:30~15:00

しかし、CFDならばもっと長い時間取引可能です。銘柄ごとに取引可能時間が異なるものの、24時間近く取引することができます。例えば、くりっく株365で日経225を取引する場合、取引時間は以下の円グラフの通りです。

24時間で1周する円グラフですが、大半の時間で取引できることが分かります。

くりっく株365の取引時間

ということは、以下のトレードが可能です。

トレード例1:寄付き前に発表される経済指標を元にして、寄付き前に取引する。
トレード例2:大引け後に発表される企業業績を元にして、大引け後に取引する。
トレード例3:夜に帰宅してから、デイトレードする。

自分の生活リズムを東証に合わせるのでなく、自分のリズムを中心に考えて、自由にトレードできます。この点だけでも、とてもメリットが大きいと分かります。

メリット:多くの株式や株価指数に投資できる

CFDは、様々な投資対象でトレードできます。証券口座によって取引可能な対象が異なりますが、以下の種類があります。

株式(個別銘柄)
株式指数(日経平均株価など)
外国株式
商品(金や銀など)

外国株式や商品をトレードするのは、敷居が高いと感じるかもしれません。しかし、CFDならば、株売買と同じように取引できます。また、外国株式等を取引するために、外貨に両替する必要もありません。円のままでOKです。

両替不要で海外の投資対象をトレードできるので、メリットが大きいです。

下の画像は、GMOクリック証券からの引用です。世界中の投資対象を売買できますから、様々なニュースを収益チャンスに変えることができます。

CFD

メリット:自己資金の何倍もの取引ができる

CFDの大きな特徴の一つに、「自己資金の何倍もの取引ができる」ということがあります。例えば、「くりっく株365」で日経平均CFDに投資すると、自己資金の何倍もの大きさの取引が可能です。

この倍率のことを「レバレッジ」と言います。

ただし、「取引が可能」というだけですので、自己資金よりも大きな額の投資をしなければならないということではありません。自己資金よりも少ない額で取引しても構いません。

リスクを取るか、安全を重視するか。トレードする人のリスク許容度に応じて、自由に取引額を変えることができます。

長期投資を中心に考えるなら、レバレッジは1倍よりも小さくすべきでしょう。レバレッジが小さければ、以下のメリットがあるからです。

・価格が下落しても、破産しない(回復を待つ)
・追加で買いたい銘柄を見つけたら、買える

安全重視でトレードしましょう。

メリット:売りからも取引できる

現物株式の場合、買いからトレードを始めるしかありません。すなわち、下落相場は何もできません。あるいは、現物株を買って持っているならば、下落相場は大敵です。

いずれにしても、下落相場で利益を狙うことは難しいです。

しかし、CFDならば大丈夫です。下落相場でも利益を狙うことができます。現物株式の場合「買う→売る」の流れで取引しますが、「売る→買う(買戻し)」という流れが可能です。

すなわち、相場が上がっても下がっても、どちらでもOKということになります。

cfd-sell

収益獲得機会が2倍になりますので、メリットが大きいです。

メリット:先物のような限月がない

CFDと似た特徴を持つ取引方法に、先物があります。しかし、先物の場合、取引期限である限月(げんげつ)があります。すなわち、取引は限月で強制終了します。強制終了が嫌ならば、その前に自分で反対売買するしかありません。

これが、厄介で面倒です。買って放置することができないので、長期取引に向きません。

しかし、CFDの場合、限月を迎えて改めて取引をする必要はありません。希望するならば、ずっと持ち続けることもできます。長期運用したいときにメリットが大きいです。

CFDのデメリット

では、CFDにデメリットはないでしょうか。今まで取引が不可能だった、あるいは困難だった相場商品が、CFDの出現によって売買できるようになりました。

これだけで、メリットが圧倒的に大きいです。しかし、メリットだけしかない金融商品というのは存在しないでしょう。そこで、デメリットも考察します。

損する可能性があるというのは、CFDに限らず株でも何でもそうです。よって、CFD特有のデメリットに絞ります。

デメリット:スプレッドが広がる可能性

スプレッドとは、買値と売値の差です。現物株の場合、市場参加者が自由に売買注文を出して株価が決まります。この時の「最も高い買い注文」と「最も安い売り注文」の差がスプレッドです。

CFDの場合は、証券会社が買値と売値の値を決めます。その差がスプレッドになりますが、取引対象となっている相場が大荒れになると、適正な価格を把握しづらくなります。この場合、スプレッドが広くなる可能性があります。

例:
金の先物相場が大荒れだと、金CFDのスプレッドが大きくなる可能性があります。

スプレッドが広くなれば、高い価格で買い、安い価格で売らざるを得なくなります。この状態になったら、取引をやめて様子見をするのが選択肢になるでしょう。無理して取引する必要はありません。

 

→ CFDのトップページに戻る